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部屋を明け渡すために掃除をしていたら、テソ語の教科書が出てきた。2年前、挨拶すら知らない状態から、勉強のために買った小学生向けの本。あんまり読み込まなかったけど、今じゃ結構読める。

「Toto na.」(これは、お母さんです。)

うんうん。
次のページをパラリ。

(これは、壷です。)

うんうん。
次のページをパラリ。


(お母さんは、壷の中にいます。)



う……うん???!!!



死んでる?!
(この国は土葬)



なんちゅう教科書だよ。
別に母さん殺さなくたって、naka(英語でいうと、inにあたる)を使った構文は作れるだろうよ。


10月17日、後任さんがクミにやってきました。
私が赴任した頃は首都でのテソ語訓練は無かったけれど、彼女は5日間受けてきている。ワンダフル。
どんな構文習ったの、と聞くと

「あなたのペンを貸して下さい」

うんうん。


「いいえ、私はあなたには一生ペンは貸しません。」


う……うん???!!!



ヒドイ!!


「でも、そう教科書に書いてあったんですよ。」


なんちゅう教科書だよ。
実践的なのかそうじゃないのかよくわからん。


なにはともあれ、
おうちを後任さんに引き渡し、ホテルに移りました。
2年間住んだこの町を離れるまで、あと2週間。
kumi2
arise


農家さんちを巡回するのも最後。

案の定、「もっといろいろやれたことがあったよなあ…」とか後悔してる自分がいる。
達成感より無力感を感じることのほうが多かった2年1カ月。


子供に囲まれながらの農家巡回も最後。
子供なんて苦手だよ、と思っていたけど、無理せず適当に遊ぶのが楽しくなった。

nouka

いままでありがとう、と農家のDavidが鶏をくれた。
「どうもありがとう。Davidって名付けるよ。」

バイクにくくりつけて帰りました。

toribike

Davidは後任さんと私の手によって、チキンライスと卵スープになりました。
オティム隊員の、鶏絞め講座がさっそく役に立った。

omurice

また、別の日。

いちばんお世話になったカニュム郡にて、チーフ宅でお別れ会をしました。
「日本食作るよ!」と作りだしたお好み焼き。
具はキャベツ・トマト・チキンです。

okonomi

ちなみにこの郡事務所では、チェアマンだけがムスリムです。
禁忌の豚の他、食肉の締め方には決まりがあります。
そしてチーフが自宅でこっそり飼ってる豚は、目が届かない所に連行されつながれる。

しかし写真撮影中に逃走を図るというハプニング。

pig

チェアマン苦笑。

お好み焼きを初めて食べる人たち。
お代わりしてくれたんで、まあ好評だったんではないかな。

okonomi2

チーフが気を利かせて、アコンゴ(テソ族の音楽では代表的な楽器)の演奏者を呼んでくれていました。数々のコンペティションで賞をとった腕の持ち主らしい。
「アチョラのために即興で歌ってくれ」と言われて、
「エヤラマ、アチョラ(ありがとう、アチョラ)」の歌を歌ってくれました。

シャイな人が多いテソエリアで、珍しくダンスをちょこっと見せてくれた。ほんとにちょこっと。しかも照れ照れ。かわいい。

チーフのスピーチが印象的でした。
「この国は、郡は、いろんな国から援助を受けてる。お金ももらってる。お金はいい、いろんなものが買える。でも、向上に必要なのは、お金よりもアイデアだ。自分たちに必要なのはアイデアだ。アチョラはそれをくれた。本当にありがとう。」

ひきあげ前日には、オンギノ郡のアグリカルチャーオフィサー、エムルワンが「飲もう~」とホテルまでやってきてくれた。彼はカウンターパートであり、ご近所さん、飲み友達でもある。
週末はマネジメントのマスターをとるために大学院に通っているエムルワン。来季からはドクターコースに進学するのだそう。
農学部出身の彼がマネジメントを学んでいる理由は…

「アフリカの問題のほとんどは、資源の不足の問題じゃない。マインドにあるんだ。マインドはマネジメントで変えられる。だから自分はマネジメントを勉強してる。いつかはNAROのトップになるんだ。」
NAROというのは、国立作物資源研究所。


本当に良い人たちに出会えました。

minna

上司とかカウンターパートとか

引き上げ前日の早朝に「日本に持って帰ってくれ!」とGナッツ5kgを持ってきた農家さんたち。お父さんへのつまみの他は、JICA事務所で配らせていただきました。。
今考えたら、半分だけありがたく頂くというほうが良かったか…

それからしょっちゅう昼ごはんに突撃した、なかよし県庁の秘書たち。人間関係に悩むと言えば、この同年代の女子たちのおねだりだったんだけど、彼女たちと付き合っていなかったら、女性の生活の厳しさなんて目につかなかったかもしれない。

クミ県では今から某NGOが女性保護施設を立ち上げる。

みんなの生活がよくなるといい。
また戻ってきます。

さよならクミ。

kumi
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