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2012.02.10 節分ですよ!
日本は今、すごーく寒いんでしょうね。
岐阜の関ヶ原近くの実家にいたころは、大雪の日は夜明け前から雪かきをしたものです。
面倒なことの多い冬だけども、1年の中に寒い冬があるというのは、日本人の精神・文化にとって、とても大切なことだったんだと思います。
冬があるから、「備える」「工夫する」「我慢する」っていう精神だったり、豊かな食文化だったり、多彩な季節行事があるんだろうなぁと。

こちらウガンダは年中常夏です。
強いて言えば、今一番暑い大乾季です。
「あれ?明日、節分?」
月の移り変わりが、さっぱりピンときません。

だからこそ、よけいに季節行事をしたくなるもの。


「カンパラの、腕利きのテイラーさん(服を作ってくれる人)の場所が知りたい」
と後輩隊員なっちゃんが言うので
「ああ、同期のいーちゃんなら知ってる」
と答えた後、そういえばそのちかくにエチオピア料理屋があったのを思い出した。

エチオピア料理といえば、エチオピアの国民食、主食のインジュラ。
多分、納豆くらいにインパクトがある食べ物です。
食べたことのある日本人に言わせると、
「ゲロの味がする」
「すっぱい雑巾」
しかし、好きな人は好き、嫌いな人は大嫌いという、好みが分かれる味、らしいです。
そんな、ねぇ、ゲロの味がするすっぱい雑巾なんて……




めっちゃ食べてみたいやん。

「エチオピア行った時、インジュラの味が私にはダメだった。でも先輩隊員が、そこのレストランのはイケるって」
と言ういーちゃんの誕生日に、インジュラにロウソクさして祝う計画は断念したけど、今度こそは!!

さっそくいーちゃんに電話しました。
テイラーさんの場所を案内してもらうのは快諾。
「でね、その近くにエチオピア料理屋あるじゃない。インジュラに具を巻いて、恵方を向いて食べよう。」

電話口でうろたえるいーちゃん。
「インジュラか~。…インジュラ・・・。うーんインジュラ・・・。」
そのうろたえっぷりにうろたえる私。
「無理に、とは言わんけど…」
「うーん。インジュラね、このタイミング(節分)で、ね。」


(あと 一息で こいつは 堕ちる)

「ブログのネタになるよ!」
「よし!行こう!」


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そんなわけで行ってきました。
エチオピア料理を食べる、という企画にノリノリで参戦したなっちゃん、えりりん。
話のネタと優しさで体を張ってくれたいーちゃん。
完全に巻き込まれた感のあるいそだくん。

店内の雰囲気がなんとなく東南アジアの食堂を思い出させます。
アボカドジュースがおいしい!ライムを絞ると更にさっぱり!
上に載ってるオレンジ色のジェリー状の液体が、正体不明だが、まあいい。
注文とりにきた兄さんが私好みのイケメンです。笑顔が素敵。動きが機敏。恋人いるのかしら。
これは、インジュラへの期待が高まります。

届いたインジュラ&肉のスープ&野菜。

インジュラ

見た目は…
「白い!」
雑巾じゃありません。ハンカチ並みの白さです。はて?

味は…
「うまい!」
ゲロの味じゃないです。こんなおいしいゲロ、私吐けません。
正式な食べ方はよくわかりませんが、インジュラをちぎって、スープにつけて食べたところ、サンラータンっぽい感じになる(しかしこれを言うと、味音痴を見るまなざしで見られます)。
スープではなく、インジュラに酸味があるんです。

しかしいーちゃんによると、
「酸味が少ないし、色が白すぎる」
「スープがウマイ。でもエチオピアっぽくない。ウガンダっぽい。」


この白いインジュラの謎はすぐ解けました。
インジュラには発酵したテフという雑穀を使うんですが、かなり米粉を混ぜているとのこと。
「テフ、エチオピアですら高いもんなあ」
なーるほどー
いーちゃんといそだくんはこれですら「やっぱり好きじゃない」と言ってましたが、
すっぱいもの好きな私は一人で食べにきてもいい、と思えるほど気に入りました!
いつか本場のも食べに行こー!!

さて、肝心の・・・
北北西を向いて肉を巻いたインジュラをがぶり。

恵方
(コレステロールが、下がりますように!)
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